【冷凍食品レビュー】セブンイレブン:大葉と軟骨入りジューシー鶏つくね

本日はこちら。

大場と軟骨入りジューシー鶏つくね
300円(税込)
販売者 株式会社ニチレイフーズ
(2022年10月16日セブンイレブンで購入)

結論・・・

かなりお得、コスよし!

商品解説

早速温めました!!!

開けるよ~~~........シール圧つよっ
しっかりシールしてありますね~

どれどれ、中身は、
わぁ~~これはうまいやつだわ
見ただけでわかる

なぜなら表面がでこぼこしてるから

スーパーなどで見かける安いつくね又は鶏団子を想像してみてください。
あいつらはだいたいキレイな球状なんですよ。
本品がなぜこんなに表面がでこぼこかと言うと、
品質改良剤が少ないから、そして肉比率が多いから!
このような食肉加工品は当たり前に加工でんぷんとか異種タンパク(卵タンパクとか大豆タンパクとか)が入っています。その方が歩留まりがよくなります。簡単に言うとコスト削減ですね。
本品はそのような肉以外のタンパク質が比較的少ないんだと思います。
そうすると肉そのもの質感が表面に出るんですね~
だから肉々しい食感がしっかり感じられます。

表示によると、とり肉52.9%、鶏かわ9.5%、鶏軟骨8.9%
合計すると71.3%が食肉でできていることになります。
普通の鶏団子(つくね)はおおよそ肉比率が30~40%で、ほとんど大豆たんぱくや加工でんぷんで作られています。

「ミートボールには謎の謎の白い粉が使われているから体に悪い」なんて昔批判的に言われていたこともあるようですが、ご家庭でハンバーグを作るときに量増しでお豆腐(大豆たんぱく質)入れることもありますよね?それと同じことです。

話は戻りますが、このつくねは70%以上が肉!こんなの初めて見ました。
加工食品はいろいろな原材料を使って加工を施していますが、ここまで肉比率が高いと、加工食品というよりほぼほぼご家庭での料理と同等なのでは??
加工食品としましては、肉比率が高いほど歩留まりが悪いので、コストはかかります。

他に表示で気になるところは・・・
ん!!??!揚げ油って書いてあるんだが!!??揚げてる!??

僕の予想からするとフライオーブンだと思う。
フライオーブンとは、最初に油で揚げることでタンパク質の表面を固めてからオーブンで焼くというやり方。
ちなみに本品は揚げ油の表示は一番最後に来てます。食品表示は含有量の多いもの順に記載されるので、本品はあまり油を吸っていないと推察できます。
揚げ油を肉がすうから、油で揚げるとジューシーになり、表示はもっと前の方にくるはずです。

油で揚げるメリットはジューシーにすること以外に、製造適性にもあります。
鶏肉団子って、生の状態だとぺちゃぺちゃしてるのわかります?あれをそのままコンベアで流して焼くと、左図のような形になってしまう可能性があります。
しかし最初に揚げてからコンベアに流せば、つくねの表面は固まっているので、右図のようなきれいな楕円上になります。(わかりやすいように図を作ってみたけど、う〇こみたいだなと思ったのは内緒)

また、コンベアの継ぎ目部分でつくねの形が崩れる可能性もあります。焼く前にさっと揚げることでコンベアにくっつかないし、コンベアの跡がつきません。

揚げた後の焼きは、スチームで加熱してるのかな。ヘルシオみたいな、蒸気で加熱する感じ。そうするとすぐに内部温度上がるんですよ。

見た目と表示からの解説はここまでにして、実際に食べてみましょう。

もぐもぐ
うん、ジューシー、ちょっとあぶらっぽいかな?

もぐもぐ
ん、これは、(つくね断面を観察)

チョッピング9.6mmだ!

つまり、めちゃくちゃ粗挽きです。鶏肉のかたまりが残っています。
本品がすごいジューシーなのは鶏皮が10%も入ってるから。
10%も入れると鶏皮の脂がつくねの外に漏れてしまいますが、
加工でんぷんを1~2%程度入れてることで、脂をしっかり保持してくれるからジューシーさを保ちます。
表示にある加工でんぷんはおそらく脂保持目的で入れてるんですね。
ちなみに、加工でんぷんを多く含むと、ねちゃっとした食感になるので、本品はねちゃつかない程度の配合かと思います。

加工でんぷんの表示の後に「増粘剤(加工でんぷん、キサンタンガム)」とありますが、こちらの加工でんぷんはタレ由来のものなので、つくね本体に含まれるものではありません。

キシロースはおいしそうなこんがり色を付けるために入れてます。
さっと揚げてから、キシロースでこんガリっぽい色付けてスチームで中心温度をあげるってことも可能。

包装資材等含めてざっくり計算だと赤字ですね。
おそらく僕の予想よりも、どこかしらのコストが安いんだと思います。
よくても利益5%てとこでしょうか。

本品、味はもちろんよかったのですが、何よりもすごかったのは内容量です。
つくね4つそれぞれの重量をはかってみたのですが
36g、38g、34g、25gで、合計133gでした。
本品の表示内容量130g。表示内容量と実測値との差なんと3g!!!!
130gの商品だと、+10%くらいの入れ目でやるので135gくらいを下限に重量選別機を設定します。

※入れ目:表示重量に対してどれくらい入っているか例えば、表示重量に対して、内容量が多く入りすぎていると、その分余分なコストがかかっていると言えるので「入れ目が悪い」と言う。

この商品は133gだったから入れ目管理が徹底されています。

そういうところで余計なコストをかけない企業努力をしているから、この値段になっているのでしょうか。

ちなみにトレーの底がぼこぼこなのは、レンジで温めた時にトレーの底につくねがくっつかないようにするためです。トレーの底をぼこぼこにすることで裏に貼ってある表示ラベルシールが剝がれやすくなるって問題もでてきたりしますけどね。そこはラベルシールを工夫したりしてるのでしょうか。

まとめ

かなりお得、コスパよし!

ごちそうざまでした。

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